給料日に家賃の半分を振り込みながら、「これって普通なのかな」と思ったことはありませんか。
収入差がある同棲の生活費に、決まった正解はありません。目安は、ふたりの手取りの比です。
2026年10月にネットで集めた収入差の悩み49件では、2つのつまずきが目立ちました。決めた後に収入が変わる(13件)と、言い出せない(9件)です。
何対何で分けるか、育休や転職で収入が変わったらどうするかに答えます。相手への切り出し方と、レシートに混ざった自分の物の分け方も紹介します。
| つまずき | 49件中 | 先に決めておくこと |
|---|---|---|
| 言い出せない | 9件 | 分け方の表を見せて、「うちはどれ?」と聞く |
| 決めた後に収入が変わる | 13件 | 割合を決め直す日を、先に決めておく |
| 自分の物まで同じ割合で分ける | 2件 | レシートに混ざった自分の物だけ、品目ごとに分ける |
4つの分け方を比べたいときは、生活費の分担方法4つへ。
毎月入ってくる手取りで割合を出すと、毎月の支払いと合わせやすいです。ボーナスを計算に入れるかどうかも、先に決めておきます。
収入差がいくらなら手取りに応じて分ける、という決まりはありません。折半にしたとき、収入の少ない側の手元にいくら残るかを見てください。手元に残る額で暮らしがきついなら、手取りの比で分けることを考えてみてください。
ただ、手取りの比で分けても、手元に残る額の差で揉める例はあります。
どちらでも構いません。 49件の中にも、家賃と光熱費は収入の比、食費は半々というふたりがいました。自分しか使わない物だけは、使う人の分にすると分かりやすくなります。
割合を決めるときに、見直すタイミングも一緒に決める。 たとえば、育休に入る月・転職した月・年に1回などです。育休中の割合は、育休に入る前に話しておきます。
収入差の悩み49件のうち13件、約4分の1は、収入が変わった、またはこれから変わるという悩みでした。 13件のうち、11件は妊娠・出産・育休、2件は転職と昇給でした。
株式会社スマートバンクは2026年5月20日に、22〜39歳の同棲経験者552人の調査を公開しています。調査で「お金で揉めたことがない」と答えた人は、収入比率の人で9.1%、完全折半の人で30.4%でした。収入の比にすれば終わり、ではなさそうです。
育休に入る前に決めておくのがおすすめです。 49件の中にも、育休や出産の後も折半のまま、という声がありました。手当の額で割合を出し直す、育休中は片方が多く払う、などの方法があります。
割合の話を、収入の多い少ないの話にしない。 お互いの手取りを出し合い、割合を計算した表をふたりで見ます。話を切り出すなら、たとえば「どっちが得かじゃなくて、生活費を払った後に、ふたりとも同じくらい残る形にしたい」。
収入差の悩み49件のうち、「言い出しにくい」という悩みは9件でした。そのうち5件は少なく払う側から、2件は多く払う側からの悩みでした。残りは、ふたりが同じくらい払っている話と、どちらの側か分からない話です。
相手への伝え方を知りたいという悩みも、7件ありました。
スマートバンクの同じ調査では、話し合って決めた人の関係の満足度は75.7%でした。なんとなく決めた人では、40.0%です。話すこと自体に、意味がありそうです。
たとえば、家賃を6:4で分けると決めたとします。スーパーのレシートには、ふたりで食べる卵と、自分だけのお酒が並びます。レシートを丸ごと6:4で分けると、自分のお酒の4割を相手が払うことになります。
収入差の悩み49件のうち、自分しか使わない物の悩みは2件だけです。食べる量やお酒の量が違うのに、同じ割合で払うのはもやもやする、という声でした。
150件の全体でも、「1枚のレシートに混ざる買い物」の悩みは6件と、多くありません。 9月に別の方法で集めた暮らしの相談337件では、同じ悩みが13件あり、うち4件は「まだ言えていない」という相談でした。小さい額ほど、口に出しにくいのかもしれません。
どこまでを「ふたりの物」にするかは、日用品はどこまで折半?にまとめています。
パシャワリでは、「固定費は割合、レシートは品目ごと」が良いと考え、それをアプリで実現可能にしています。組み合わせると、たとえば次のように分けられます。
| 何を | どう分ける(例) |
|---|---|
| 家賃・光熱費・通信費 | ふたりの手取りの比(例えば6:4) |
| 一緒に使う食材・日用品 | 手取りの比か折半。ふたりで決めたほう |
| レシートに混ざった、自分だけの物 | 品目ごとに、使う人の分にする |
| 割り切れない1円 | 端数を次回へ持ち越して精算する |
割合で分けると、1円未満の端数が出ます。 101円の品目を、片方30%で1,000回分けてみました。端数の扱い方しだいで、片方が払う合計が200円ずれました。
くわしくは1円のズレは、誰が負担するのかに書いています。
パシャワリでは、家賃や光熱費などの固定費は、ふたりで決めた割合(例えば6:4)で記録できます。レシートを撮ると品目と金額が下書きされ、直してから品目ごとに「どちらが何割」を決めます。
2026年10月に、ふたりのお金の困りごとを、ネットの5か所から150件集めました。最も多かったのは収入差の悩みで、49件です。困りごと全体は、同棲・夫婦などのお金の悩み487件|うちだけモヤモヤ?最多は収入差にまとめています。
収入差の49件で、ふたりがいまどう分けているかは次のとおりです。集め方と限界は、最後の「【参考】本リサーチの詳細」に記載しています。
| いまの分け方 | 件数 |
|---|---|
| 折半(かかった額を半分ずつ) | 22 |
| 毎月、同じ額を入れる | 3 |
| 収入の比(うち1件は食費だけ半々) | 5 |
| まだ決めていない | 5 |
| 費目ごとに担当を分ける | 4 |
| 財布を分けて、それぞれが出す額を決める | 6 |
| その他・読み取れない | 4 |
| 計 | 49 |
折半が22件、毎月同じ額を入れるのが3件でした。合わせると49件のほぼ半分で、ふたりが「同じ額」を出していました。スマートバンクの調査でも、同棲経験者552人のうち完全折半が53.0%、収入比率が36.0%でした。
折半が悪いわけではありません。収入差が小さいうちは、折半で無理なく暮らせるふたりもいます。
収入差の悩みを書いた人が知りたかったことは、「うちは普通?」と「どう決める?」が、ほぼ同じ数でした。
| 知りたいこと | 件数 |
|---|---|
| 普通はどうか(うちはおかしい?) | 20 |
| どう決めるか・見直したい | 19 |
| 相手への言い方 | 7 |
| その他 | 3 |
最も多かった気持ちは「不公平」で29件、次が「不安」で15件です(1件に複数あり)。
家賃や光熱費は、ふたりの手取りの比で。レシートに混ざった自分の物は、品目ごとに。
パシャワリは、レシートを撮ると、品目ごとに「どちらが何割」を決められる割り勘アプリです。同棲・結婚しているふたりのためにつくりました。
App Store と Google Play から、無料(広告が表示されます)で入れられます。
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