ふたりで食べる米と、相手のビールと、自分の化粧水。スーパーのレシート1枚に、全部が並んでいる。
全部を半分にするか、1品ずつ電卓で計算するか。迷った末に、なんとなく全部を半分にしていませんか。
ふたりで分けるのは、米や洗剤のような共用の物だけです。全部を半分にすると、相手の物の代金も半分払うことになるからです。この記事の例のレシートでは、自分の負担が700円多くなります。
この記事では、同棲・夫婦のふたりに向けて、品目ごとに分ける3つの手順を計算例で紹介します。端数と消費税の分け方も扱います。
覚えておくのは1つだけです。自分の物まで、半分にしない。
ネットにあった暮らしの相談では、買い物に自分の物が混ざるという相談が13件ありました。そのうち4件は、「まだ相手に言えていない」という悩みでした。金額が小さいほど、言い出しにくいのかもしれません。だから先に、ふたりで分け方を決めておきます。
ほかの悩みと件数は、同棲・夫婦などのお金の悩み487件|うちだけモヤモヤ?最多は収入差にまとめています。
共用の物は、金額を合計してふたりの割合で分けます。片方の物は、使う人が全額払います。迷う物は、今回は半分ずつにしておきます。
| 分け方(例) | 払い方 | アプリで選ぶ |
|---|---|---|
| 共用(米・牛乳・台所用洗剤) | 合計を、ふたりの割合で分ける | 半分ずつ(割合が違えばカスタム) |
| 片方の物(お酒・化粧水・サプリ) | 使う人が全額払う | あなたの分・相手の分 |
| 迷う物(お菓子・飲み物) | 今回は半分ずつ。ふたりで後で決める | 半分ずつのまま |
表の品は一例です。どの品をどこに入れるかは、ふたりの暮らしに合わせて決めてください。
迷う物の分け方がふたりで決まったら、次のレシートからはその分け方にすれば大丈夫です。日用品をどこまでふたりの物にするかは、同棲の日用品はどこまで折半?の早見表にまとめています。
例のレシートで計算すると、あなたの負担は3,198.5円、相手の負担は4,598.5円です。
レシートは、この記事のために作った例です。実際の店で買った物ではありません。品目の金額は税込で印字されていて、レシートの代金はあなたが払ったとします。
| 品目 | 金額 | 誰の物 |
|---|---|---|
| 牛乳 | 258円 | 共用 |
| 卵10個 | 278円 | 共用 |
| 米 | 3,240円 | 共用 |
| 台所用洗剤 | 327円 | 共用 |
| 缶コーヒー | 138円 | 迷う物(今回は半分ずつ) |
| ビール6缶 | 1,298円 | 相手の物 |
| ビタミン剤 | 1,180円 | 相手の物 |
| 化粧水 | 1,078円 | あなたの物 |
| 合計 | 7,797円 |
共用は、牛乳・卵・米・台所用洗剤の4品、迷う物は缶コーヒーです。相手の物はビールとビタミン剤、あなたの物は化粧水です。
共用の4品を足すと4,103円です。そこに缶コーヒー138円を足すと、4,241円になります。4,241円を半分ずつにすると、1人2,120.5円です。
1品ずつ割っても、合計してから1回で割っても、同じ額になります。
割合が半分ずつでないときも、計算のしかたは同じです。共用と迷う物を合わせた4,241円をあなたが6割、相手が4割で分けるなら、相手が払うのは1,696.4円です。相手の物は、共用の分とは別に相手が払います。
相手の負担は、共用の2,120.5円に、ビール1,298円とビタミン剤1,180円を足した4,598.5円です。
あなたの負担は、共用の2,120.5円に、化粧水1,078円を足した3,198.5円です。
ふたりの負担を足すと7,797円。レシートの合計と同じなので、計算は合っています。
相手が今回あなたに払うのは、1円未満を除いた4,598円です。残りの0.5円は、次回の精算へ持ち越します。
全部を半分にすると、1人3,898.5円の負担です。品目ごとに分けたときより、あなたの負担が700円多くなります。
相手の物は合わせて2,478円、あなたの物は1,078円で、相手の物のほうが1,400円多くなっています。全部を半分にすると、その差の半分の700円だけ、あなたの負担が多くなります。
相手の物まで一緒に半分にする分け方だと、どちらが悪いわけでもなく、この差が出てしまいます。
割り切れずに残った端数は、次回の精算へ持ち越します。手で計算するなら、0.5円をメモしておき、次の精算に足します。
毎回どちらかが1円多く払うやり方だと、分ける割合が半分ずつでないとき、負担が片方に寄っていきます。
私たちのアプリも最初は、端数の1円を払う人を毎回入れ替えていました。101円の品目で、パートナーの負担を30%として1000回計算した結果が、下の表です。
| 決め方 | 1000回後 | 差 |
|---|---|---|
| 正確な比例配分 | 30,300円 | — |
| 端数を払う人を毎回入れ替える(最初の設計) | 30,500円 | +200円 |
| 端数の貯金箱(いま) | 30,300円 | 0円 |
いまは、割り切れない1円は、端数を次回へ持ち越して精算しています。詳しくは1円のズレは、誰が負担するのかに書きました。
持ち越すのは、1円を取り合わないためです。細かく取り立てるためではありません。
消費税は、計算し直さなくて大丈夫です。レシートに印字された金額で分けます。
確かめるのは、品目の金額が税込か税抜かだけです。
| レシートの形 | 見分け方 | 分け方 |
|---|---|---|
| 税込で印字 | 品目を足すと、合計になる | 品目の金額のまま分ける |
| 税抜で印字 | 品目を足した額に「消費税」の行を足すと、合計になる | 品目を分けた後、消費税の行を品目と同じ割合で分ける |
税抜の例です。品目の合計が1,000円で、あなたの分が400円、相手の分が600円とします。
消費税が80円なら、同じ割合で分けて、あなた32円・相手48円です。税を足すと、あなたは432円、相手は648円。合わせて1,080円で、レシートの合計と合います。
8%と10%の消費税が別の行に分かれていれば、それぞれの行を、その税率がかかる品の割合で分けます。
品目ごとに税を計算し直すと、印字された税の金額とずれることがあります。印字された金額に合わせておけば、後で見返したときにレシートの数字とそろいます。
アプリでは、消費税を次のように分けます。税込で印字されたレシートは、品目の金額のまま分けます。
消費税が別の行のレシートは、消費税の行を合わせて1つにし、品目を分けたときの割合で分けます。消費税の端数も同じです。
急いで記録しなくても大丈夫です。月末に、記録し忘れたレシートが無いかだけ確かめてください。
自分の物が混ざらない買い物なら、全部を半分にするか、合計を手で入れるだけで済みます。品目ごとに分けるのは、自分の物が混ざったレシートだけで十分です。記録し忘れたレシートが無いかは、月末に確かめれば大丈夫です。
読み取りは下書きです。確認画面で、金額も品名も直せます。読み取れなかった品目も、後から足せます。
いいえ。アプリでは、最初はどの品も半分ずつです。前に分けた品と似た名前の品は、前と同じ分け方で始まります。
自分の物と相手の物だけ変えれば、残りは半分ずつのまま精算できます。迷う物は、精算する前なら、ふたりで決めてから分け方を直せます。
1円を取り合わないために、端数は次回へ持ち越します。どちらかが毎回1円多く払う必要はありません。長く使っても、どちらかに偏りません。
共用の物だけをふたりの割合で分け、自分の物は自分で払う。割り切れない1円は、次回へ持ち越して精算する。パシャワリが提案するのは、この分け方です。
パシャワリは、レシートを撮ると、品目ごとに「どちらが何割」を決められる割り勘アプリです。同棲・結婚しているふたりのためにつくりました。
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この記事は、Sakigake Labs が書いています。下書きに AI を使い、公開前に人が確かめています。
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